猫のチャームポイントの一つでもあるひげ。実は可愛らしいだけではありません。猫のひげにはさまざまな役割があります。
今回は猫についての知ってるようなしらない事実を紹介したいと思います。
1.猫のひげは口周りだけではない
2.目の上のひげは目を守るために
3.足のひげはハンターのあかし
4.ひげでも気持ちを表す猫達
5.猫はひげからストレスを感じる場合もある
6.猫のひげは神経とつながっている
7.スーパーセンサーな猫のひげ
8.猫のひげの色は変化する
9.猫のひげは抜けても大丈夫
10.猫ひげを切っちゃうのはNG!
カッコイイ猫のひげ!
特徴的な猫のひげといえば口の左右から長く生えているひげですが、実は猫のひげはそれだけではありません。
アゴにももちろん生えていますし、ほっぺたのあたりからも生えています。
さらに、目の上に生えている長い毛も上毛というひげ。
そして、顔だけでなく前脚の付け根あたりにもひげが3本~4本生えています。
上毛ひげ
猫の目の上に生えているひげは目を守る役割を持っています。このひげに物触れたりすると反射的に猫達は目を閉じて守ります。
また、ゴミなどから目を守る役割もあると言います。
足のひげ
肉食動物の前脚には同じようにひげが生えています。このひげはかなり敏感なようで獲物を捕らえる際に、相手の微妙な動きを察知したり、捕らえた相手が生きているかどうかもこのひげで判断しているようです。
また、歩く際も障害物を感知する役割をもっているといいます。
ひげで分かる猫の気持ち
以前、しっぽでわかる猫の気持ちを紹介させていただいたことがありましたが、ひげでも猫の気持ちを知ることができます。
見るポイントはひげの向き。
・ひげが上を向いている時は楽しい気持ち。
・ひげが横に広がっているときは興奮や警戒心の現れ。
・ひげが前方向に向いている時は興味をそそられた時
・ひげが下に垂れている時はリラックスしている時。
・ご飯を食べている時はひげは後ろ向きに。
浅くて広い器がベスト!
敏感で優れている猫のひげですが、時には敏感すぎてストレスを感じてしまうことがあるようです。
例えば、食事や水の器が小さい時だったり、深い器だった場合起きてしまいます。ひげがお皿にあたってしまうと猫達はストレスを感じてしまいます。
良くポロポロこぼしてご飯を食べてしまう猫や、水を手で濡らしてから舐める猫はもしかしたら器が小さいことをストレスに感じているのかもしれません。(癖の可能性もあります。)
ストレスを感じてないか良く見てあげるとよいかもしれません。
のびのびとしたひげ。
猫のひげは他の体毛と比べると大変重要な役割をもっています。ひげは他の体毛よりも3倍深く体に埋まっており、知覚神経に繋がっており、様々なセンサーの役割を果たしています。
猫が顔をあらうような仕草をしている時は実は顔を洗っているわけではなく、おヒゲのお手入れをしている時、ご飯などで汚れてしまった場合はお手入れをしてキチンと信号を送れるようにしているのです。
狭いかどうかはひげ判断。
・空気の流れを感じている
暗がりで歩く猫達、実はおヒゲで空気の流れを感知することによって平気で歩く事が可能なようです。ひげ凄い!
・平衡感覚もひげの役割
平衡感覚を保つ役割にもひげが一役買っていると言われています。
・狭いかどうかもひげで判断
人間から見ると良くそんな所に入るな!と思うほど狭い所に入っていきます。実は狭い場所に入れるかどうかはひげで判断していると言われています。
微妙な色の変化。
意外としられていない豆知識です、猫のひげは年齢によって色が変化すると言われています。若い時は真っ白なひげも年をとるごとに灰色がかってくるそうです。
まさかのひげケース。
猫のひげは半年に1回程度抜け落ちますが、心配しなくても大丈夫です、また新たなひげが生えてきます。抜け落ちたひげを愛すヒゲマニアも存在し、現在猫ヒゲ用のケースまで販売されています。
ひげ切らないで!
今回はねこのひげについて紹介させていただきました。ただただカワイイと思っていた猫のひげには猫にとってはかなり重要な役割を果たしています。
最後に猫のひげをとろうとするインコの動画をご紹介。
やはり敏感なひげをツンツンされてしまうのはかなり嫌な様子です、インコさんやめてあげて!!